ADHDの耐え難い眠気…ナルコレプシーの原因と対策
私は原因不明の眠気に長年悩まされてきました。
毎日しっかり8時間寝ても、昼前には眠くて眠くてたまらない。
さすがに立って歩いているときには寝ませんが、座るとすぐに舟をこいでしまいます。
一番危なかったのは、自分の入社式のとき 社長の目の前で居眠りしてしまったことです。
周りからも病院行った方がいいんじゃないかと心配されていましたが、当時はADHDの自覚がなかったのであまり深刻に考えていませんでした。。
今考えると完全にADHDの症状だったんですね。
(ついでに すぐお腹がすくのも、、)
今回はそんなADHD特有の眠気について、原因と対策を解説します。
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ナルコレプシーとは?
ADHDの二次障害の一つに、ナルコレプシーがあります。
(一部のADHDの方に起こる症状です。)
ナルコレプシー は、「居眠り病」ともいわれ
日中に強い眠気に襲われてしまう睡眠障害です。
日本人の約600人に1人がナルコレプシーと言われています。
ということは日本に17万人近くもいるってことですね。。
ただ、診断には、病院に2日ほど泊まり込んで脳波を測定するという面倒な検査が必要なのでお医者さんにかかる人は少なく あまり知られていないのが現状です。
眠気の原因は?
ADHDの眠気は、ドーパミン不足から来ていると考えられます。
ADHDの脳はドーパミンが少なく、交感神経が充分に働きません。
そのため、副交感神経が常に優位になり、必要でない眠気を誘ってしまうのです。
・交感神経
緊張状態を司る。心拍数が増加、血圧が上昇し、闘争・逃走に役立つ
・副交感神経
リラックス状態を司る。眠気、食欲、尿意などが現れ、回復・休息に役立つ
眠気対策
ADHDの眠気は、睡眠不足とは関係ない所で起こるので、睡眠時間を多くしても意味はありません。
薬を飲んだり、運動でドーパミンを分泌させて、頭を覚醒させる工夫が必要です。
⇒ADHDの人がドーパミンを増やすには?
⇒運動するとADHDの症状が改善される!
仕事中危なくなったら、コーヒーやブラックブラックガムを食べて、カフェインで目を覚ましましょう。
ドラッグストアで売っているカフェインの錠剤(エスタロンモカなど)も効果があります。
眠気に効く薬
ADHD治療薬のストラテラ(アクセプタ)や、ザイパン(ブプロン)などは脳内のドーパミンを増加させる働きがあります。
ただし、お風呂に栓をするようにして、少しずつ少しずつ脳にドーパミンを貯めていく仕組みなので、本当に効果が出るまでは数週間~かかります。
⇒アクセプタの効果について [ADHD治療薬]
⇒アクセプタの副作用 体験談
⇒ブプロピオン服用体験
ストラテラ(アクセプタ)やザイパン(ブプロン)の副作用に眠気がありますが、これは飲み過ぎたせいで寝つきが悪くなり、睡眠不足になってしまったための眠気ではないかと思います。
夕方になるまでに薬を適量飲んで、きちんと眠ればナルコレプシーが改善されますよ。
またモダフィニル(モディオダール)も ADHD以外のナルコレプシー治療にもよく使われる安全で効果の高い薬です。
追記:ビタミン不足かも?
ADHDでなくても、ビタミンB1、B12などが不足していると、日中から疲労感や眠気がやってきます。
(もしかしてビタミン不足が原因かも?)と思ったら卵・豚肉・納豆などを毎日食べましょう。
コンビニやドラッグストアのサプリメントでも良いですよ。
※ビタミンB群は水溶性ビタミン(摂りすぎた分はおしっこで出ていく)なので摂りすぎにはなりません。
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