ADHDに効くチロシンの飲み方
ADHD症状の対処法として最も一般的なのがチロシンの服用です。
コンサータなどの処方薬と違い、チロシンのサプリは安価で簡単に入手できて効き目も早く出るので、
病院で本格的に診察を受けるより まずはチロシンを試してみてはいかがでしょうか。
[ad#ad]
目次:
どうしてチロシンが効くの?
ADHDの症状(多動、不注意、衝動性)は、脳内のドーパミン不足によって引き起こされると考えられています。
アミノ酸の一種であるチロシンは このドーパミンの原料となるので、チロシンを摂取すると一時的にドーパミンの量を増やすことができるのです。
チロシンの効き目は?
チロシンを摂取すると、10分くらいで脳が覚せいし、やる気と集中力が向上します。
普段、やる気が出ず体が動かなかったり、忘れ物やケアレスミスの多い人でも 普通の人と同じように動くことができます。
ただし人によって効き目の大きさは違いますし、もともと充分にドーパミンが出ている人にはほとんど効果がないでしょう。
またチロシンの効き目が続くのは、人によって違いますが3時間くらいを目安に考えてください。
たくさん飲んでも持続時間は同じです。
なので、効き目が切れそうになったらまた飲みなおしてください。忘れそうならタイマーを3時間後にセットしておくといいですよ。
チロシンの入手法
チロシンのサプリメントはAmazonや楽天などのネットショップで購入できます。お得に買うならアメリカの大手メーカーのサプリを選んでください。
チロシンの効果を120%引き出す飲み方
・空腹時に飲む!
チロシンをご飯やお肉と一緒に摂ると効果が薄れてしまうので
ドーパミンを出すには、空腹時(食事の20分以上前か、2~3時間後)に飲んでください。
・ビタミン、糖分と一緒に摂取する
ビタミンC、ビタミンB6はドーパミンを作る手伝いをする働きがあります。
チロシンと一緒にこれらのサプリを飲むと効果倍増です。
また、糖分も脳を働かせるには欠かせないので、飴やガム、ジュースなどでこまめに糖分を補給するといいですよ。
ただし、お菓子やミルクティーなど余計なタンパク質が入っているものは、チロシンと同時に飲まないようにしてください。
自販機でも売っているリアルゴールド、ドデカミン、オロナミンCなどのジュースはビタミンC、B6、糖分が同時に摂れるので チロシンを飲むときにおすすめです。
耐性が付かないように注意!
チロシンは毎日飲み続けると、耐性が付いて効き目が薄れてきます。
なので週に2、3日は飲まない日をつくりましょう。
また、一度にたくさん摂りすぎたり、一日に何回も飲んでいると耐性がつくのが早まるので、チロシンを飲むときは
・効果が感じられる量以上に飲みすぎない
・必要な時だけ使う
ことを心がけてください。
目安としては通常一回で500~1000mg、多くても1日3回までが限度です。
チロシンの仲間
L-ドーパ や フェニルアラニン もチロシンと同じ効果のあるサプリメントです。
これらはどれもドーパミンの前駆体で、飲んだら体の中で
フェニルアラニン ⇒ チロシン ⇒ Lドーパ ⇒ ドーパミン(集中力up) ⇒ノルアドレナリン(やる気up)
というふうに変換されていきます。
なのでフェニルアラニンは、チロシンよりゆっくり効いてきて効きが甘いが長時間持つ
ムクナ豆などに含まれるL-ドーパは、チロシンよりも強烈に効くが耐性がつきやすい
といった特徴があります。
ADHDの症状緩和に使うなら、やはりチロシンが一番使い勝手がいいでしょう。
チロシンが効かない場合は?
チロシンを飲んで効き目が感じられなかった場合は、量を増やしてみてください。
効果を感じる量は人によって差があります。
もし2000mg飲んでも ミスをしたりボーッとしてしまったり 効果が出ない場合、チロシンはあなたに向いていないのかもしれません。
ブプロンを試すか、あるいは精神科でコンサータなどの治療薬を処方してもらいましょう。
→ブプロピオン服用体験
→コンサータが手に入らないなら、風邪薬がおすすめです
チロシンでADHDが治るのか?
ここで注意したいのが、チロシンの効き目はあくまで一時的なものだという事です。
ドーパミンを脳内で増やしても、数時間でまた取り込まれてしまうのです。。
ADHDの方はドーパミンの分泌量が少ないか、あるいはドーパミンの伝達に問題があるのですが
これを治療する方法は今の所分かっていません。
ADHDの症状で困らないよう、工夫して生活を送るか、一生薬に頼り続けるしかないのが現状です・・・
仕事や日常生活に差支えがあるなど、お困りでしたら
こちらも参考にしてみてください。
→ADHDが一人暮らしするときのコツ
→片づけられないADHDのための部屋片づけ術
→ADHDに向いてるバイト(仕事)と、絶対してはいけないバイト
→ワーキングメモリーを鍛えるトレーニング
こちらも読まれています
→サイトマップ(全記事一覧)