ADHDの二次障害について(不安障害など)


ADHDをもつ人には、ADHDの症状そのものではなく、二次障害に苦しんでいる人もたくさんいます。
うまく社会に適応できなかったり、周囲に理解されない苦しみから、鬱や不安障害などを発症してしまうのです。

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反抗挑戦性障害

小学校高学年から、遅くて高校くらいに表れる不良な態度を反抗挑戦性障害と呼びます。

ADHDの特性を理解してもらえず、幼い頃から周囲の大人に叱られたり、罰を与えられたり、無視され続けると
やがて大人や社会に反抗的な態度を示すようになります。
ルールを破り、指導を無視し、わざと挑発するような態度をとることもあります。

そして、ひっきりなしの反抗や かんしゃくが半年以上続きます。

 

【子供に反抗挑戦性障害が現れた時】

反抗挑戦性障害は自尊心を傷つけられ、自信を無くした子供からのSOSとも言われています
ただの反抗期だと思って放っておくと、そのまま学校からドロップアウトして、お子さんの人生設計に影響をあたえるばかりか、やがてさらに過激な反社会的行為に発展することもあります。

お子さんのADHDの辛さに共感し、そして受け入れてあげてください。
ADHDの反抗挑戦性障害への接し方

 

【行為障害】

反抗挑戦性障害での素行不良がさらに発展して、暴力や窃盗、薬物などの法に触れる行動をするケースを行為障害と呼びます。

まずはお子さんとしっかり向き合い、受け入れようとする姿勢が大切です。
そして親御さん自身が、親を支えるカウンセリング(子育てのアドバイスと支援)を受ける必要があります。

参照:えじそんくらぶ

 

不安障害

ストレスが外に向くと反抗的になり素行が乱れますが、
ストレスが内に向いた場合、不安障害やうつ病にかかることがあります。

 

対人ストレスと無力感にさいなまれ、不安や心配で精神的に不安定になった状態が不安障害です。

症状は動悸不眠食欲不振パニック障害、各種の恐怖症などとして現れます。
うすぼんやりとした疲れや体調不良が付きまとうこともあります。

早急に心療内科でのカウンセリングが必要です。
心療内科では日常でのアドバイスのほか、抗不安薬、睡眠導入剤、ADHD治療薬などを処方してもらえます。

 

【うつ病】

不安障害に対処しないまま、さらにストレスを溜めこむと
うつ病、あるいは躁と鬱をくりかえす双極性障害が発症する場合があります。
うつになると働くことも動くことさえもできず、自殺の危険性もあり、完治には長い時間がかかります。

ADHDのある人の四人に一人がうつを発症しているとも言われています。

心療内科で処方される抗うつ剤には、ADHDの症状も改善してくれるものもあります。





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