家事が苦手なADHD女性のための段取りテク!
昔から料理や洗濯は女性の仕事とされ、いまだに家事のできない女性に対する風当たりは強いものです。
ADHDは家事が苦手な方が多いですが、それでも専業主婦として、あるいはワーキングマザーとしてプレッシャーの中で毎日頑張っていらっしゃることと思います。
今回は、ADHDでも段取り良く家事をこなせるコツを紹介します。
今日の段取りを考える
専業主婦の場合は朝、皆が起きる前や出かけてから
共働きの場合はお昼や帰るとき、一人になれる時間があると思います。
その時に、今日はどうやって家事をこなすか、段取りを考えます。
そしてメモにやることをピックアップします。
このとき、欲張りすぎないように気を付けてください。
今日やらなくてはいけない用事を思い出して、リストに加えます。
掃除は曜日によってやる場所を決めておくといいでしょう。
そして、今日やることがこなせたらカレンダーに花丸をつけましょう!
これは自分がその日がんばれた証拠になるので、カレンダーを見返すとやる気が出てきます。
※カレンダーチェックアプリでも大丈夫です。
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頑張りは禁物
がんばることは良い事ですが、張り切りすぎると続かなくなってしまいます。
毎日やらなければいけない事に関しては、どうやったら手を抜けるかを常に考えるようにしましょう。
掃除はこれくらいでいいか、片づけはとりあえずでいいか、メールのお返事は適当でいいか、、と考えます
完璧を目指して自分を追い込まずに、6割の完成度でとにかく終わらせることが大切です。
ルンバや食洗機など労力を省いてくれそうなものには惜しまず投資。
どこで手を抜けるか考え、どこまで手を抜けるか挑戦し、どうやれば時間短縮になるか工夫してみてください。
これは何年たっても、やればやるほど、どんどん新しいアイデアが出てきます
そして家事が少なくなった分、お子さんとしっかり関わることを優先してあげたいですね。
片づけのコツ
面倒くさいお片付けをこなすには
時間を決めてやること、散らかった服を何とかすること、まずは大きく仕分けていくことがコツです。
詳しくはこちらを参照してください→ADHDのための部屋片づけ術
片づけが自分の手に余るときは、協力してもらいましょう。
例えば
夫の部屋だけは夫に片づけを任せる。
子供のおもちゃは、いくつか箱を用意して分類する。子供に片づけさせる。
定期的にハウスキーパーなどを頼む
平日の家事は最低限のことだけやって、週末に家族で協力してやる
事務処理や用事を忘れないために
ADHDは細かい用事をつい先延ばしにしてしまいがちですが
書類の提出や学校への連絡などを忘れてしまっては一大事ですね。
忘れないためには、家族の協力を仰ぎましょう。
やれなければいけない事リストを誰でも見えるところに貼っておいて、家族にこまめに確認してもらいます。
事務処理専用の箱を用意して、書類などはそこに入れておきます。これも夫がいつでも見えるようにしておきましょう。
パートナーに支えてもらう
ADHDの女性が子育てや家事をこなすには、パートナーの理解と協力が欠かせません。
ADHDは、「計画を立てて準備していくこと」が苦手なので、協力が必要です。
旅行や長期休暇の計画は早めに立てて、二人で少しづつ詰めていきましょう。大きな紙に、準備の進み具合を書き込んでいくと解りやすいですよ。
将来のマイホーム計画、老後の準備は、夫が中心になって計画を立ててもらいます。
また金銭管理も苦手であれば夫に任せたいですね。
献立を考えるのが負担になるようであれば、大まかなリクエストをどんどんしてもらいます。
こんな風に夫に手助けをしてもらえたら、一気に楽になりますね。
助けてもらったら、こまめに感謝の気持ちを伝えて
ただ支えてもらうだけでなく、自分も夫の気持ちを支えたり、なにかしてあげられることはないか考えてみてくださいね。(*^_^*)
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